2011年6月19日日曜日

dumpコマンドのLZO圧縮オプション

自分ではしばしば使うのですが、バックアップに使う dump コマンドには LZO 圧縮オプション(-y オプション)があります。dump-0.4b34 で追加されており、CentOS 3 以降であれば利用できます。

/usr/share/doc/dump-/CHANGES より抜粋します。
Changes between versions 0.4b33 and 0.4b34 (released April 18, 2003)
====================================================================
...
16.     Added LZO compression to dump. This new compression method has
        the advantage of being super fast, thus not killing tape streaming
        on slow machines. Thanks to Helmut Jarausch 
         for the patch and to 
        Markus Oberhumer  for giving special permission
        to include his miniLZO project (GPL licensed) in dump/restore.
オンラインマニュアルからも抜粋します。
       -y     Compress  every  block  to  be  written  to  the tape using the lzo
              library.  This doesn't compress as well as  the  zlib  library  but
              it's  much  faster.   This  option will work only when dumping to a
              file or pipe or, when dumping to a tape drive, if the tape drive is
              capable  of writing variable length blocks.  You will need at least
              the 0.4b34 version of restore in order to extract compressed tapes.
              Tapes written using compression will not be compatible with the BSD
              tape format.

dump には、zlib による圧縮オプション(-z オプション)もあるわけですが、LZO には非常に高速であるという利点があります。テープ等のバックアップ媒体や、バックアップストレージ (HDD) の領域サイズより以上に、バックアップ時間が短くて済むことには利があると思います。おそらく、試してみれば(非圧縮、-y、-z での所要時間を比較してみる)理解できるものと思います。

LZO 圧縮とは聞き慣れないと、実績面で躊躇する方も居るかもしれませんが、Oracle 11g r2 に採用されていたり、Btrfs でのサポート、vmlinux の圧縮形式としてもサポートされるなど、近年、徐々にその利便性が理解され、利用が広がってきているようです。

http://download.oracle.com/docs/cd/E16338_01/server.112/b56319/chapter1.htm http://ja.wikipedia.org/wiki/Btrfs http://www.kernel.org/pub/linux/kernel/v2.6/ChangeLog-2.6.33

gzip や bzip2 のような感じで、LZO 圧縮を行う lzop コマンドも、わたしのお気に入りです。はっきり言って、そこそこ圧縮できるなら、バックアップ処理時間が短くて済むほうがありがたいです。ディスク容量が有り余るこの時代では、なおのこと。

kdump に lzop を使う方法
こちらも、ぜひ、お読みください。

2012-08-01
ftp を用いたバックアップで lzop を使う方法について書きました。
ftp を使ってディスク丸ごとバックアップ
こちらもどうぞ。

2011年5月22日日曜日

Fedora 15 で GNOME shell

自宅の開発環境(ThinkPad X301)に、Fedora 15 をインストールして、GNOME shell を使い始めたので、少し感想などメモです。

■ログイン後の画面が極めてシンプル
デスクトップには何もアイコンが表示されず、ランチャーやタスクバーも無いので、まだログイン処理途中かな?と思うほどシンプルです。

■操作性
カスタマイズ可能かもしれませんが、デフォルトではデスクトップでのマウス右クリックメニューがありません。
画面左上の Activities をクリックすると左端にランチャーが現れます。わたしとしては、何は無くともターミナルを起動したいのですが、デフォルトでは、このランチャーにはターミナルが登録されていません。で、Applications をクリックすると、やっとアプリケーションのアイコンがずらっと表示されます。不便なので、まっさきにターミナルをランチャーに登録しました。登録方法は、Drug & Drop で出来て nice です。
しばらく試していれば気がつくのですが、Activities をクリックしなくても、マウスポインタを左上隅に持っていけば、ランチャーが出てきます。しかし、実は Windows キーを押すのが一番便利(快適!)に思いました。複数ウィンドウ表示中に、Windows キーを押すと、縮小された各ウィンドウが横に並べて表示され、ウィンドウ選択がとてもスムーズに行えます。これは、わたしは気に入りました。

■最大化ボタンが無い
デフォルトでは、ウィンドウの最大化ボタンと最小化ボタンがありません。gnome-tweak-tool を追加インストールすれば追加できました。やっぱりあったほうが便利に感じました。

2011年5月20日金曜日

CentOS 5.6 のトピックス

CentOS 5.6 で新たに追加された機能等の、自分用メモです。
(重要事項)
■ベースの RHEL5.6 で、ext4 が正式サポート
わたしは誤解していて、もうとっくにサポートされているかと思っていて、自分の管理している小規模サーバ(CentOS 5.5 を利用)の全ての領域で、ext4 を使ってしまってましたが、レッドハットが使い物になる(一定水準以上になった)と判断したのは 5.6 なわけですね。ただ、RHEL6 のリリースもあったし、政治的な判断もありはしないか?という気もします。が、知る由もなし。現在そのサーバは 5.6 にアップデート済みです。

(リリースノートには書かれていないが目に留まったもの)
■bonding 経由の netconsole サポートの追加
以前にこの blog で、bonding 経由で netconsole は動かないと書きましたが、ちょうど mainline に入って、バックポート作業中だったようで、5.6 にパッチが入ってました。ただ、この周りの修正により、幾つか重大バグが起きたようで、Errata(2.6.18-238.9.1.el5)で修正が入っていました。
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