2011年7月9日土曜日

CentOS 6.0 がやっとリリースされました(入手可能になりました)

今朝、ミラーサイトの一部で、iso イメージが見えるようになったので、早速ダウンロード&インストールしました。
お試しで、VMware 上へのインストールでしたが、特に問題なく成功しました。

次は、インストール途中の画面です。

次は、ウェルカム画面です。

次は、gdmのログイン画面です。

次は、ログイン後のデスクトップ画面です。


2011-07-09 18:30追記
CentOS 5 との違いを少し。

Fedora を触っている人は既にわかっているでしょうけど、ブートパラメータが今までになく多数指定されています。
[root@centos6 ~]# cat /proc/cmdline 
ro root=UUID=8eacb835-454e-42a6-910d-a06b86f29344 rd_NO_LUKS rd_NO_LVM rd_NO_MD rd_NO_DM LANG=en_US.UTF-8 SYSFONT=latarcyrheb-sun16 KEYBOARDTYPE=pc KEYTABLE=jp106  rhgb quiet
しかしこれらは、カーネルへの指定ではなく、dracut への指定です。man dracut 参照。

/etc/fstab を見てみると・・・
[root@centos6 ~]# cat /etc/fstab 

#
# /etc/fstab
# Created by anaconda on Sat Jul  9 17:51:00 2011
#
# Accessible filesystems, by reference, are maintained under '/dev/disk'
# See man pages fstab(5), findfs(8), mount(8) and/or blkid(8) for more info
#
UUID=8eacb835-454e-42a6-910d-a06b86f29344 /                       ext4    defaults        1 1
UUID=295fafaa-b09c-4ce7-aa8e-72c408e9f916 /boot                   ext4    defaults        1 2
UUID=e11f0fe3-a7b2-438f-9c40-880820091502 swap                    swap    defaults        0 0
tmpfs                   /dev/shm                tmpfs   defaults        0 0
devpts                  /dev/pts                devpts  gid=5,mode=620  0 0
sysfs                   /sys                    sysfs   defaults        0 0
proc                    /proc                   proc    defaults        0 0
LABEL 指定ではなく、UUID 指定に変わっています。これは、仮想化環境への考慮であろうと思いますが、長くて取り扱いが手間に感じます。なお、次のようにデフォルトでは、LABEL は付与されません。
[root@centos6 ~]# blkid
/dev/sda1: UUID="295fafaa-b09c-4ce7-aa8e-72c408e9f916" TYPE="ext4" 
/dev/sda2: UUID="e11f0fe3-a7b2-438f-9c40-880820091502" TYPE="swap" 
/dev/sda3: UUID="8eacb835-454e-42a6-910d-a06b86f29344" TYPE="ext4" 

/proc の下は、こんな感じです。
[root@centos6 ~]# ls /proc
1      12421  12490  1400   17    205  356  965          iomem         sched_debug
10     12423  12530  1401   1718  21   36   967          ioports       schedstat
1000   12429  12532  1408   1731  218  37   968          irq           scsi
1011   12431  12726  1418   1733  22   38   969          kallsyms      self
1012   12433  12746  1443   1736  227  39   993          kcore         slabinfo
11     12435  12773  1452   1738  23   4    994          keys          softirqs
11392  12441  12777  1453   1741  230  40   999          key-users     stat
11393  12442  12778  1494   1746  231  402  acpi         kmsg          swaps
11394  12444  12779  15     1747  24   45   buddyinfo    kpagecount    sys
11398  12446  1280   1500   1775  25   47   bus          kpageflags    sysrq-trigger
12     12449  1299   1517   1778  26   48   cgroups      loadavg       sysvipc
12301  12453  13     1540   1782  27   5    cmdline      locks         timer_list
12311  12454  1311   15816  18    28   568  cpuinfo      mdstat        timer_stats
12320  12455  1320   15819  1809  29   6    crypto       meminfo       tty
12321  12465  13265  16     1879  3    7    devices      misc          uptime
12380  12470  1330   1605   1884  30   750  diskstats    modules       version
12386  12472  1335   1616   19    317  751  dma          mounts        vmallocinfo
12389  12480  1342   1623   1936  318  752  driver       mpt           vmstat
1239   12481  1343   1627   1957  319  77   execdomains  mtd           zoneinfo
12394  12482  1362   1641   1969  33   8    fb           mtrr
12411  12484  1369   1650   1975  34   9    filesystems  net
12418  12488  13980  1661   2     340  938  fs           pagetypeinfo
12419  12489  14     1672   20    35   939  interrupts   partitions
いくつか増えています。

プロセスアカウントのフォーマットが V3 になりました。
[root@centos6 ~]# grep ACCT_V3 /boot/config-2.6.32-71.el6.x86_64 
CONFIG_BSD_PROCESS_ACCT_V3=y


2011-07-13追記
1点書き忘れてましたが、CentOS 5 と比べると OS 起動が格段に速くなっています。


2011-07-14追記
RHEL6 での変更点について、レッドハットがまとまったドキュメントを公開していますので、CentOS 5 と CentOS 6 の違いを学習するのに、そのまんま役立つものと思います。

http://docs.redhat.com/docs/ja-JP/Red_Hat_Enterprise_Linux/6/pdf/Migration_Planning_Guide/Red_Hat_Enterprise_Linux-6-Migration_Planning_Guide-ja-JP.pdf

2 件のコメント:

  1. 更新日時が7/8のものと7/9のものがあり、ファイルサイズもちょっと違うのですが、どう違うのでしょうか?
    古いほうでインストールできたので、ダウンロードミスではないと思いますが…

    返信削除
  2. K さん、コメントをありがとうございました。
    遅くなりすみません。
    わたしも古いほうでインストールしており、古い DVD イメージを保存していましたので、差分を調べてみました。
    CentOS 6.0 差し替え前のインストールDVDとの差分
    よろしければ、ご参照ください。内包されている各RPMには差が無いので、インストール後の実行環境には差異は無いものと思いました。

    返信削除

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