2011年12月18日日曜日

ksh で扱える整数の上限

bash と tcsh について、扱える整数の上限を調べましたが、さらに ksh についても調べてみました。
#!/bin/ksh93

function test_int_limit {
        typeset i=2147483646
        echo -e "INT_MAX-1 = "$i
        let i++
        echo -e "INT_MAX   = "$i
        let i++
        echo -e "INT_MAX+1 = "$i
echo
        i=4294967294
        echo -e "ULONG_MAX-1 = "$i
        let i++
        echo -e "ULONG_MAX   = "$i
        let i++
        echo -e "ULONG_MAX+1 = "$i
echo
        i=999999999999999998
        echo "i = "$i
        let i++
        echo "i+1 = "$i
        let i++
        echo "i+2 = "$i
echo
        i=9223372036854775806
        echo -e "LLONG_MAX-1 = "$i
        let i++
        echo -e "LLONG_MAX   = "$i
        let i++
        echo -e "LLONG_MAX+1 = "$i
echo
}

test_int_limit
ksh について、何点か補足メモ、、、

(1) 関数定義する場合、function キーワードを使用して、関数名の後ろに () はつけません。
つけると構文エラーになります。
(2) ローカル変数を使うには、typeset を指定します。
bash にも typeset がありますが、あちらは、Obsolute (廃止) とされています。
(3) 関数定義は、(1) 以外にも旧来の 関数名() { ... } という記載方法もある。
しかし、その場合に typeset によるローカル変数指定が機能しません。
なので、ksh の場合は (1) の書き方を使いましょう。

テストスクリプトを実行した結果が、下記です。
# uname -a                                                                                                                                                                      
Linux my41 2.6.18-274.12.1.el5 #1 SMP Tue Nov 29 13:37:46 EST 2011 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux
# ksh93 --version                                                                                                                                                               
  version         sh (AT&T Research) 93t+ 2010-02-02
# ./test_int_limit.ksh93 
INT_MAX-1 = 2147483646
INT_MAX   = 2147483647
INT_MAX+1 = 2147483648

ULONG_MAX-1 = 4294967294
ULONG_MAX   = 4294967295
ULONG_MAX+1 = 4294967296

i = 999999999999999998
i+1 = 999999999999999999
i+2 = 1e+18

LLONG_MAX-1 = 9223372036854775806
LLONG_MAX   = 9.22337203685477581e+18
LLONG_MAX+1 = 9.22337203685477581e+18
このように、18桁までは整数、19桁以上は浮動小数点数として扱ってくれるようです。
そうです。ksh は浮動小数点数を扱えます。一方、bash では浮動小数点数を扱えません。
ごく稀に、bash でも浮動小数点数を使いたい場合があり、やむなく gawk を呼び出したりしますが、ksh ならそのようなことをしなくても済むようです。
なお、ksh の typeset には、-i オプション (整数型指定) がありますが、これを指定すると内部的に int 扱いになるようで、INT_MAX までしか格納できなくなります。

bash と tcsh の扱える整数の上限については、次の記事参照。
bash で扱える整数の上限
tcsh で扱える整数の上限

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