2014年12月21日日曜日

ZFS の upgrade について

ZFS on Linux を利用し始めた初期 (2012年前半) に作成した zpool のバージョンが、古いままだった(version 23)ので、lz4 圧縮を使うために zpool upgrade を行いました。そうしたところ、なぜか tar ファイル展開で、展開したファイルのパーミッションがおかしくなる(mode 000 になる)現象に遭遇しました。
最初から新しいバージョン (version 5000) で作成した zpool では、正常に tar 展開されるし、何が原因だろうか?と違いを調べたところ、あまり意識していませんでしたが、zpool のバージョンとは別に zfs のバージョンもあり、これが古いまま (version 4) であることがわかりました。
# zfs get version
NAME              PROPERTY  VALUE    SOURCE
tankX             version   4        -
きっとこれだろうと思い、zfs upgrade tankX を実行して、バージョンを 5 に上げました。そうしたところ、正常なファイルパーミッションで tar 展開できるようになりました。以上、備忘録ですが、どなたかの参考になることがあれば幸いです。
なお、ZFS on Linux を使い始めて約2年半、今回のようなデータ保全に関わるトラブルは初めてです。わたしの利用の範囲ではということですけども。

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