2013年12月7日土曜日

CentOS 6.5 のトピックス

CentOS 6.5 で新たに追加された機能等の、自分用メモです。
なんと言っても、個人的には md の TRIM サポートが追加されたことがありがたいです。
https://access.redhat.com/site/documentation/ja-JP/Red_Hat_Enterprise_Linux/6/html/6.5_Release_Notes/bh-storage.html
~抜粋~
mdadm での TRIM サポート
mdadm ツールは、RAID0、RAID1、RAID10、RAID5 向けに TRIM コマンドをサポートします。
~~~
SSD を md で束ねたい方に朗報ではないかと思います。md RAID0 (SSD 3台利用) の上に ext4 を作成して試してみましたが、fstrim 出来るようになってました!

<その他に目に留まったもの>
・makedumpfile に LZO と Snappy サポートが追加。ダンプ時間短縮に有効です。

2014-05-11追記
md RAID0 以外でも TRIM が動くのか、RAID1、RAID10、RAID5 も試してみましたが、わたしの環境では RAID1 + ext4 は fstrim 出来ましたが、RAID10 と RAID5 は NG でした。使った SSD は、Plextor の M6M です。hdparm によると、M6M は、RZAT/DRAT の両方が非対応になっているようなので、もしかしたらそこらが関係するのだろうかと思ってます。パッチを読めという話でしょうが、また今度。。

2014-05-12追記
カーネル 2.6.32-431.17.1.el6 の changelog を確認してみたら、RAID5 については、
2013-11-10 12:00:00
Rafael Aquini  [2.6.32-431.el6]:
- [md] Disabling of TRIM on RAID5 for RHEL6.5 was too aggressive (Jes Sorensen) [1028426]
...
2013-10-21 12:00:00
Rafael Aquini  [2.6.32-425.el6]:
...
- [md] Disable TRIM on RAID5 for RHEL 6.5 (Jes Sorensen) [837097]
6.5 の最終段階で、disable にされたようです。何らか、うまく行かないパターンがあったのでしょう。
あと、RAID10 についてですが、先日、実験する際、起動するカーネルを間違えていたようで、オラクル UEKr2 を使っていたせいのようです。あらためて、2.6.32-431.17.1.el6 で再度実験を行ったところ、Plextor M6M の md RAID10 + ext4 は OK でした(fstrim 動きました)。

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