2013年7月11日木曜日

Btrfs の resize

別記事で Btrfs 化について書きましたが、実験環境とは別に 20G のパーティションに別途 Fedora19 をインストール済みでしたので、これを 10G に縮小する操作を行ってみました。Btrfs は未だ開発途上という状況なので、最悪の場合は、ぶっ壊れるかもねという心象がありますが、まあ、壊れてもさしてダメージが無い環境なので。

縮小操作は、man btrfs の通りで、いたって簡単でした。
# btrfs filesystem resize 9g /
システムデータしか入ってないこともあり、処理は殆ど一瞬で終わりました。サイズ指定は、いったん 9g にしていますが、パーティションを 10G に縮小後に、パーティションサイズまで resize するために、適当に 1G ほど余裕をとりました。
パーティション縮小は fdisk -u で行い、システム再起動後に次のように操作を行いました。
# btrfs filesystem resize max /
Resize '/' of 'max'

# df
Filesystem     1K-blocks    Used Available Use% Mounted on
/dev/sda10      10240000 2441692   6037316  29% /
devtmpfs         4011116       0   4011116   0% /dev
tmpfs            4017612     156   4017456   1% /dev/shm
tmpfs            4017612     780   4016832   1% /run
tmpfs            4017612       0   4017612   0% /sys/fs/cgroup
tmpfs            4017612      44   4017568   1% /tmp

# btrfs filesystem balance /
Done, had to relocate 7 out of 7 chunks

# df
Filesystem     1K-blocks    Used Available Use% Mounted on
/dev/sda10      10240000 2442728   7569272  25% /
devtmpfs         4011116       0   4011116   0% /dev
tmpfs            4017612     156   4017456   1% /dev/shm
tmpfs            4017612     780   4016832   1% /run
tmpfs            4017612       0   4017612   0% /sys/fs/cgroup
tmpfs            4017612      48   4017564   1% /tmp
balance という操作が肝で、これを行わないと、空きが少なく見えます(たぶん、balance しなくても、逼迫してくれば使われるのかな??)。

2019-11-16追記
Btrfs raid1 のサイズ拡張を行ったのですが、前述の balance 操作ではダメでした。検索してみると、先人の方がおられましたのでメモ。
https://qiita.com/takaki@github/items/5d96d80dc78b09ea600b
明示的に devid を指定することで、うまくいきました。実施した環境は CentOS7 です。
man btrfs-filesystem を読んでみると、デフォルトの devid は 1 であると記載あるようです。むしろ、devid 指定必須のほうが、分かり易いのではと思ってしまった。先人の方の情報に辿りつくまで、無駄に時間を使ってしまいました。最初から man をちゃんと読めばよかったというのもありますが。

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