CentOS 7 の bash は、CentOS 6 までと違って、デフォルトの補完機能が拡充されていて、例えば、systemctl のオプション候補を出したりするときに、大変便利です。
[root@hoge ~]# systemctl list- ※ここまで打って、TAB を押下すればオプション候補一覧が表示される
list-dependencies list-jobs list-sockets list-unit-files list-units
[root@hoge ~]# systemctl list-
ところが、例えば、initramfs を再作成するような場面で、、、
[root@hoge ~]# dracut -f /boot/initr ※CentOS 6 以下だと、ここで TAB を押下すれば候補が出たんだけど
ファイル一覧を出して欲しいのですが、CentOS 7 の場合は、デフォルト設定では候補が出なくなってしまっています。
このケースに限ると、alias の回避と同様に、先頭にバックスラッシュをつければ良いようです。本日、気が付いた。
[root@hoge ~]# \dracut -f /boot/initr
initramfs-0-rescue-17561ed66271e2f6923ff3c901624b3a.img
initramfs-3.10.0-123.20.1.el7.x86_64.img
initramfs-3.10.0-123.20.1.el7.x86_64kdump.img
initrd-plymouth.img
[root@hoge ~]# \dracut -f /boot/initr
しかしながら、次のような場合は、NG のようです。
[root@hoge ~]# \dd if=/dev/uran ※/dev/urandom を出したいが、ここで TAB を押下しても補完してくれない
どうにか出来無いもんでしょうかね。
[root@hoge ~]# \dd if= /dev/uran ※このように = の後ろに1スペース入れると TAB 補完が動くのだが、戻るのが面倒