2014年8月19日火曜日

物理セクタサイズが 4K bytes のディスクをミスアラインしたら、どれだけ性能劣化するのか?

最近の HDD には、物理セクタサイズが 4096 bytes で、論理セクタサイズが 512 bytes の製品(AFT と呼称されるやつ、512e とも言う)がありますが、その場合、パーティションの開始セクタ番号が 8 の倍数になるように気をつける必要があります。もし、アラインメント(alignment)がずれている場合、書き込み時に HDD 内で Read-modify-write が発生して性能劣化するはずです。
と、理屈ではわかったつもりで、今までわざわざミスアラインさせたことがありませんでしたが、実際に性能劣化する様子を見てみたいと思い、わざとミスアラインさせて、性能を測ってみました。

パーティション作成は、CentOS 7 上で行い、性能計測は Windows 7 上の CDM で実施しました。
# fdisk -u -c=dos -H 64 -S 32 /dev/sdc
でパーティション作成し、NTFS にフォーマット。

開始セクタ番号が 32 の場合。


開始セクタ番号が 63 の場合。

理論どおり、Write が落ち込んでいる様子が見てとれました。

そろそろ 4Kn (論理セクタサイズも 4096 bytes)のディスクも出てきており、種々のツールの対応も進んでいると思いますので、上記のようなミスアラインに気をつけなくてもツール(fdisk等)が、よろしくやってくれるはずではありますが、頭の片隅にメモまで。

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