2013年3月24日日曜日

ThinkPad T510 + CentOS 6.4 に NVIDIA ドライバを導入する手順

現在、ThinkPad T510 をメインマシンとして利用しています。このマシンにはディスクリートGPU (NV3100M Optimus対応) が載っています。CentOS 6.4 の標準ドライバでも、とりあえずは X の起動に支障はないのですが、Desktop Effects を使いたいため、NVIDIA のドライバを導入してみました。以下、その手順です。

あらかじめ、NVIDIA のドライバをダウンロードしておきます。
# ls -l NVIDIA-Linux-x86-310.40.run 
-rwxr-xr-x 1 root root 38883580 Mar 24 11:51 NVIDIA-Linux-x86-310.40.run
NVIDIA ドライバは、dkms に対応しているので、もし dkms が未導入の場合は、EPEL から dkms を入れておきます。
# yum install dkms --enablerepo=epel
標準ドライバがロードされないように、/etc/modprobe.d/myblacklist.conf を新規作成して次のように設定します。
blacklist i915
blacklist nouveau
initramfs に反映するため、dracut コマンドを実行します。
# dracut -f /boot/initramfs-`uname -r`.img `uname -r`
再起動して、BIOS の設定を次のように変更します。
ランレベル3で起動して、ドライバをインストールします。
# ./NVIDIA-Linux-x86-310.40.run
簡単な英語で、いくつか尋ねられますが、特に dkms にするかどうかに注意すればよいかと思います。
# dkms status
nvidia, 310.40, 2.6.32-358.el6.nonpae.i686, i686: installed
spl, 0.6.0, 2.6.32-358.el6.nonpae.i686, i686: installed
zfs, 0.6.0, 2.6.32-358.el6.nonpae.i686, i686: installed

省電力機能も、ちゃんと動いている様子です。

2013-06-30
利用頻度は低いのですが、まだ CentOS 5 にも用があり、久々にマルチブート環境を起動していじくってましたが、FireFox のスクロールが遅くて耐えられず、CentOS 6 と同様に NVIDIA ドライバをインストールしてみたのですが、特に障壁はなく、すんなりインストールできました。

2014-11-14
CentOS 7 の場合については、こちらを参照。
ELRepo の kmod-nvidia を利用すると らくちん です。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 IT技術ブログへ